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春ですね

[2024.04.14]

一気に暖かくなり、桜もすでに満開をすぎようとしています。

 

先日堀之内公園の桜がきれいに咲いていました。

 

 

 

南側の図書館横の広場が桜の広場になっています。

 

まだできて時間がたっていない幼い木も多いですが、確実に成長してきています。

 

 

まだ少し先だとは思いますが、あの木がすべて育つと桜の屋根ができるくらいのきれいな公園になりそうです。

 

 

 

先日読んだ本の中に春の一幕があり、思い出しました。

 

高校生の頃によく読んでいた 椎名誠 先生の本で、「岳物語」という先生と息子さんの私小説。

 

その本を僕の息子も読んでいるのをみて、懐かしくなり久しぶりに読んでみました。

 

昔は学校で勧められてなんとなく読みましたが、同じ年代の子供を持つ親になり改めて読み直すと、心情、情景がはっきりとわかります。

 

 

 

その本の最終話の中にステキな一節があります。

最終話は岳少年が中学生になり、その始業式に二人で行く話です。

 

 

思春期になり、言葉も少なくなった少年と登校しながら、春を感じた時の一節です。

 

 

「春というものはいつも何か大切なものが終わり、そのことを考えている間もなくすぐまた慌ただしく何か別の大切なものにまきこまれていく、という季節なのだ」

 

だから毎年桜をみるとわくわくするような、しかしどこかで寂しいような気持になるのでしょう。

 

 

春は出会いと別れの季節です。

しかし昔ほど劇的に環境が変わるような出会いや別れをする春は、もう何年も経験していません。

 

これからは子供が巣立っていく別れの春だけかもしれません。

 

そう思うと少し寂しい気がします。

 

 

 

学校に着き、岳少年が離れていくときに、彼の背中を見ての一節です。

 

 

「 

      よおし、いけ、!岳

 

 と、私は頭の上を吹きわたっていく春の風の中でその時突然思った。

 少年岳と私の一つのやさしい時代はこれで終わったのだ  とその時突然思った。 」

 

 

そうなんです。 やさしい時代が終わった。それなんです。

 

自分も息子の中学の入学式に二人で行きました。(弟も入学式だったので)

 

ダボダボの制服をきて教室に向かう子供を見た時の、嬉しさと寂しさの入り混じった不思議な感情を思い出しちょっと涙がでそうになりました。

 

 

 

じつはここまでが前置きで、本当は花壇のことがかきたかったのです。

けど疲れたのでまた今度

 

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