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WEBフォーラムに参加しました

[2023.05.21]

昨日は、あすか製薬さん主催で月経困難症に対するLEP(低用量エストロゲンプロゲスチン療法)についてのWEBフォーラムにパネリストとして参加してきました。

神戸から木内女性クリニックの木内先生をお招きして、つばきウイメンズクリニックの鵜久森先生、こにしクリニックの木村先生と共にLEPについて意見交換を行いました。

 

保険で使えるLEP製剤の種類には、現在はプロゲスチンの種類によって4種類あります。

また、エストロゲンの含有量や周期性投与か連続投与かによっても製剤がちがいます。

わたしたち婦人科医は、それらの特徴をしっかりと理解した上で、患者さんの症状によってどのLEP製剤を内服してもらうか選んでいます。

LEP製剤は月経困難症やPMS/PMDDに非常に効果的な治療薬ですが、マイナートラブルと言われる副症状があったり、症状の改善がいまいちでお薬を変更することもあります。

また、何歳からどのタイミングで使い始めるか、いつ、どうやって内服を終了するか、など薬剤の選択に悩むときもあります。

なので、今回施設の違う婦人科医同士で、データーだけでではわからない診療経験に基づいた「実際のところ」について話を聞いて共有できたので、とても有意義な時間だったと思います。

 

LEP製剤はとても良い薬だと思います。

ですが、思ったような効果が得られなかったり、逆に副症状が強く出たりして何度か種類を変えたりすることもあります。

患者さんは一人一人背景も症状も違うので、その患者さんに合った薬を相談しながら処方して届けていきたいと思います。

月経や月経前に痛みや不調がある方はぜひ婦人科を受診して相談してください。

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