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またタバコについて

[2024.06.20]

前回引き続きタバコの話です。

 

タバコはやめた方がいいんじゃない?という話でした。

 

嗜好品ですので、いろいろなことを考えたうえでたしなむのは別にいいと思います。

ただやめることで得られるメリットは非常に大きい。これはもう間違いない

 

 

自分がタバコをやめたのは子供ができた時でした。

 

タバコ吸った手で赤ちゃんは抱っこできん、と思い禁煙しました。いつかはやめないとなぁと思ってたし。

 

なにかのきっかけは大事です。

結婚するとき、子供ができた時、病気になった時。

なんらかのきっかけがあれば禁煙しやすいです。

 

 

ちょうどその頃「禁煙セラピー」という本が流行っていました。

 

読むだけでやめられる本! ということで一時期話題になっていました。

 

 

要はタバコがどれだけ無駄なことで、禁煙することでどれくらいメリットがあるか、ということがツラツラとかかれており、自己暗示をかけるような、自己啓発みたいな内容だったと思います。

 

そんなものに騙される自分ではない。ふざけるな!

と思い読んでみましたが、あら不思議。本当に禁煙することができ、そこから1回も吸ってないし、吸おうとも思わなくなりました。

 

 

うる覚えですが、なるほどと思ったのが「喫煙者はタバコに人生を支配されている、奴隷になっている」的なことでした。

 

いつもタバコを吸える場所を探し、吸える時間を考え、吸ったことがばれないように画策する。

非喫煙者がしなくてもいい苦労を自分からしているのです。

 

吸ったら落ち着く、リラックスできる、というのも足りなくなったニコチンを補給するから落ち着くのであって、そもそもニコチン中毒でなければ必要のないことです。

 

お金に関してもそう。

1日10本吸う人は、2日で500円、週に1700くらい。月にすると6000円ほど必要になります。

amazonやネットフリックス、ディズニーチャンネルにはいってもおつりが来ます。

 

 

以上の様なことが延々と書かれており、不思議なことに読んでいるうちに、

 

「いやだわ、なんであたしはわざわざ苦労してタバコを吸ってるんだろう」

 

と本当に思えてくるわけです。

 

 

タバコをやめた3日くらいはつらかった気がしますが、1週間するとだいぶ慣れ、そのうち全く必要なくなりました。

 

なにより朝起きた時の体の軽さが違う。これは本当に。

 

食事がうまくなった、という人が多いですが、自分はあまり味に変化はなかったですが、とにかく体は軽く目覚めが良くなりました。

 

 

あとタバコをやめてわかることは、非喫煙者はタバコの匂いに非常に敏感だという事です。

吸っている人のことはほぼ間違いなくわかります。

 

専攻医の頃、ばれてないと思ってましたが、多分うえの先生は気づかないふりをしてくれてたのかなぁ、などと思います。

 

 

現在禁煙外来で使用されている飲み薬のチャンピックスは出荷停止になっています。

 

再開のめどは立っておらず、禁煙外来を希望される患者さんには申し訳ない限りです。

 

 

 

なぜ禁煙の話をしようと思ったのか、すでに覚えておりませんが、禁煙をすることはメリットしかありません。

 

禁煙セラピーはお勧めです。

 

禁煙に悩まれている方にはお勧めです。

 

 

 

 

 

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