万博旅行③
根っからの田舎者の僕ら家族は人混みが苦手であります。
じゃあ万博行くなよ、ということですが。
涼しいホテルがあまりにも快適で、みんながリラックスしてしまい、このままダラダラしたんでいいんじゃない?みたいなよくない雰囲気になります。
これはいかん。
4時前にはここを出発してもう一回万博会場に行くぞ!
と何回か声掛けしますが、もちろん返事はなし。長男は窓からホグワーツ城をぼーっと眺める始末。
3時になり、新しく当日予約の枠ができるとのことで、携帯で予約をとろうと試みます。妻が。
これがまあ、とれない!
もうパビリオン予約はとれません。
わずかにあいた枠も、入力をしようとする間にすぐに埋まるし、5人みんなで予約とれるところなど皆無
せめて子供だけでもと人数を減らしたり、最終的に一人でもと色々奮闘しますが、結局一つも予約はとれず。
まあゴールデンウィークだからしょうがない。
嫌がる子供たちを説得し、再度万博会場へむかいます。
夕方から少し減るのかなぁ、などと甘く考えていましたが、夕方からは少し安い別の入場枠があるようで、入場門には再度長蛇の列。
せっかく万博にきたのに、一つも大きなパビリオンにはいれず終わるのはつらすぎる。もうしょうがないので、どれか一つに決めて並ぼう、という方針になります。
ガンダムに行きたかったけど、予約が取れないので入る権利なし
話題のイタリア館へ行ってみると、なんと時間4時間待ち。
伸びとるやないかーい。
子供たちも徐々に険悪なムードになってきます。
アメリカは3時間
これはもうだめか、とあきらめかけましたが、アメリカの横のフランスは行列は同じくらいあるものの、40分待ちとのこと。
感覚がマヒしてて、40分!? そんなすぐ入れるなら並ぶしかないやろ!とみんな大喜びで列に並びます。
フランスのパビリオンは、立ち止って見る映像や、部屋の入れ替えがないのでスルスルと進みます。
中もさすがフランス。おしゃれ。
大将クラスのパビリオンはさすが力が入っていて見応えがありました。
大将クラスを一つ見れたことで一安心。心も満たされます。
時間は夕方6時前。日も沈み始めます。
あいかわらずどこのパビリオンも長蛇の列。
さすがにもう並ぶ元気はなく、話題の噴水ショーをみて帰ろうという話になります。
この噴水ショーも正面のいいところは予約制。
斜めからみえるところも予約をとれなかった人ではあふれ帰ります。
もう疲れたので、席取りをしながらショーを待ちます。
大屋根リングの上にもショーを待つ人が集まってきます。
夕暮れ時の大屋根リングはとてもきれいでした。
待ち時間の間にお腹の減った長男はコンビニに軽食を買いに行きます。
コンビに入るのにも行列で30分待ち。
↓
食べ物がカップラーメンしかなく、湯を入れて帰ってきて、お箸をもらってないことに気が付く。
↓
もらいに行くと再度列に並べと言われ、30分後に汁を吸いまくったラーメンのようなものをたべるはめに。地獄
その間に娘は土産を買いに行きたいとごねる。
↓
みやげ物は入り口近くにあるため遠いのですが、娘の言うことに逆らうという選択肢はないので二人で店に向かう。
↓
みやげ物屋に入るのにも一時間近い行列。店の中でも行列
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並んでいる間にショーの時間が近くなり、「人込みで入れなくなる可能性があるから帰ってこい」と妻から連絡。逆らうという選択肢はないので帰る
↓
結局店にはいれず急いで席に戻ることとなり、娘になじられる。口をきいてもらえず。地獄
噴水のショーは、まあ、 うん、 そうだろうな。という感じ
すごいのかすごくないのかと言われたら、すごいのだろうけど、予想を超えるものではない
ショーの間、長男は横でまさかの爆睡
ほんとは最後のドローンショーまでみたかったけど、全員一致で帰ることに。
帰りはまた西門からで、バスに乗るのはスムーズでした。
以上、万博の報告になります。
なんだろう。 万博。
あまり楽しそうに伝わってないかもしれませんが、僕は楽しかったです。
やはり万博というだけあって、華やかでその雰囲気を楽しむだけでも良かったと思います。
子供たちも何十年かして、この万博の話題になった時に、俺行ったんだぜ、と言うこともできるし。
残念ながら最先端の技術、未来を感じることはできませんでした。
マスコミや有名人が万博の報告などしてくれますが、それは入場などが制限された環境でのことであって、それを見れる人は限られた人達でしょう。
おそらく地方から行く人が、みなが集まるであろう休日に楽しみつくすのは不可能だと思います。
ユーチューブなどで万博を楽しみつくす!一日でこんだけ回れるぜ! とかやってましたが、休日に家族連れでは正直無理だと思います。
息子の友人に、今回のゴールデンウィークに3泊で万博に遊びに来たという豪の者がいましたが、3日間のうち予約が取れたパビリオンは1個のみ。
それも希望したものではなく、隙間を狙ってなんとかとったものだそうです。
関西で万博近くに住んでいる人が、通年パスを買って、予約をとれた時に遊びに行く。
これが今回の万博を楽しめる人なのでしょう。
地方の人は何度も旅費や宿泊費を出す余裕も時間もないし。
ただわかんない。ゴールデンウィークに行ったせいもあるのでしょう。
僕はまた秋くらいに行けたら万博に行きたいな、とおもってます。
家族は誰一人賛同してくれませんが。
できることなら入場者をもっと制限して、もうちょっとパビリオンの予約を取りやすくして、中に入った人が楽しめるようにしてもらいたいけど無理なんだろうな。