電車でのマナー
先日会合のため、また道後に行くことがありました。
今回は妻と二人で行きます。道後山の手ホテルでビアホールの予定です。
その前に温泉にもはいれるとのことで、ウキウキで出かけます。
温泉大好き。
ただ前に大学の同窓会をしたのも同じホテルだったので、そこはちょびっと残念。いろんなところを見てみたい
今回は奥様と電車で道後に向かいます。超久しぶりに路面電車に乗ります。
ICOCAが使えるようになって便利になった。
最寄りの市役所前から乗ると、意外に混んでいます。
どうやら旅行者が多い様子。いいことだ。 入り口はいってすぐの座席が空いており妻と座ります。
大街道前駅に着いた時でした。
びっくりするくらいたくさんの人が乗ってきました。
確かにロープウェイ街もあるし、ここからDOUGOへ行く人は多いのでしょう。
ベビーカーも2台乗ってきます。バタバタです。
ベビーカーの人は家族連れ。お父さんが赤ちゃんを抱っこして、お母さんがベビーカーを持っています。
赤ちゃんと言っても、もう1歳を過ぎたころで少しぐずってます。人込みで疲れたのね。
そんな 時代も あったねと。
懐かしく思います。大変だよね、とおもいながらぼーっと見てました。
するとなんということでしょう。
僕らの横に座っていたおばちゃん。初老の韓国からの旅行者でした。
すぐにスッと立ち上がり、赤子を抱えたお父さんを座らせたじゃありませんか!
なんとスマート!
言葉が通じないのに、身振りで座りな、と伝え席を譲ります。
前の席にはその韓国の方の連れが座っており、こちらを見ています。ばっちり目が合いました
「オマエガタテヤ」
そう思われてたらどうしよう、と少し恥ずかしい気持ちになります。
次の駅に着きました。
僕の隣の席の人が降りました。お母さんに座ってほしいけど、僕ら夫婦を挟んで座るのも変だし。
さあどうしよう、と思っていると、この駅でも結構な人が乗ってきます。
ここでは女子大生のグループ、家族連れなどがドバっと乗ってきました。
僕の横のあいた席には、荷物を抱えしんどそうな女子大生がさっと座ります。
また席が埋まってしまった。何が正解か
迷っていると、 なんということでしょう!!
横の妻がスッと立ち上がり、赤子の母親に席を譲ります。
「赤ちゃんの横にいてあげたら安心するから座ってください」 だってさ
おいおい。かっこよ。
立っている人も結構いる中、座席には乳飲み子を抱えた父、それをあやす母、 ゴリラ(わたし)、女子大生 という並び。
目の前の席の韓国のおばちゃんと目が合います。
「オマエ マタヤッタナ」
そんな声が聞こえます。
今更立つのもおかしいし。別に悪いことをしているわけではない
ただやはりかっこ悪い気がする。
ただここで寝たふりをするのはもっとかっこ悪い。携帯をみるのもかっこ悪い。
心を無にして一点を見つめたまま、何かを考えてるふりをして道後まで座り続けました。
道後につき、逃げるように電車から降ります。
後から妻に聞くと、
「正解は隣があいたときにさっと移動して、お母さんが座れるようにしてあげたらよかったんじゃない?」
とのことでした。
なるほど。スマート。勉強になりました。