タバコについて
久しぶりの更新になりました。
あんまり書くことがないから。
書くことがないというより、制限が多くて。
遠出したことや子供のことは書いたらいけないそうで。まあクリニックのブログだから当たり前か。
だから散歩や花壇のこととか、当たり障りのない高齢者生活の様な内容になるんですよ。
まあもっと医学的なためになる話を書けや、と言われればそれまでなのですが。
どうでもいい話ばかりで内科の話は全く更新されていないという。だってめんどくさいもん。適当な内容は書けないし。
そんなわけで、今日は医学的な内容ではないのですが、禁煙の話です。
まず最初に禁煙はしたほうがよいのか? という根本的なはなしですが、これに関しては間違いなくしたほうがいい!です。
おそらく医者でタバコ吸っててもいいよ、という人はいないのではないかと思います。
もちろん吸う、吸わないは個人の自由ですので、強制することはしませんが。
自分の健康を害するのはもちろん、周囲にも健康被害をもたらします。
また、マナーの悪い人のポイ捨ても非常に気分が悪い。
社会的にも喫煙者の肩身はどんどん狭くなっています。
ほとんどの公共の場は禁煙です。
ショッピングモールの喫煙所などは、ガラス張りの狭い個室に押し込められて見世物のようになっています。
そんなことをいいながら、自分も昔はタバコを吸っていました。
大学生になってすぐにお酒とタバコをはじめました。
まさか自分がタバコを吸うなどと思ってもいませんでしたが、タバコを吸う先輩がかっこよく見えたのです。
なんか大人でかっこいい。大学生っぽい。と最初はファッションからはいった感じです。
ブラッドピットの吸い方を真似してみたりしてました。
人差し指と中指の間に深く持って、口を覆うように吸う。
そして吸った後に遠い眼をして煙を吐く。
ただ今思えば、別にタバコがかっこいいのではなく、タバコをすうブラピがかっこいいのです。
けしてタバコではない。
ダボっとしたTシャツも、モデルやマネキンが着るからかっこいいのであって。
僕の様な頭のでかい太めのおっさんが着るとベイマックスみたいになるわけで。
大学でしばらくすると、あっというまにニコチン依存症になってました。
お酒を飲む時はタバコ、部活が終わればタバコ、実習の合間にタバコ、と普通に毎日タバコを吸っていました。
運動した後のタバコはうまいし、いいリフレッシュになるんです。
思えば昔はもっとタバコが身近なものでした。
僕がタバコデビューした頃はひと箱180円、ワンカートンで2000円くらいです。
僕の子供の頃は、今じゃ考えられないことが多々ありました。
うっすらとした記憶の中ですが、映画館の中で大人がタバコを吸っていたきがします。
また、飛行機の中でも普通にタバコが吸われていました。
読書灯の下で煙がフワッと登っていたのを覚えています。
小学校の教室でも先生が吸っていました。机の上に普通に灰皿が置いてあったし。
タクシーでもバスでも座席に灰皿があるのが当たり前で、病院の待合にも灰皿があり、分煙という概念がなかったと思います。
それがやはり徐々に時代が分煙、禁煙の方向に動いていきます。
研修医、専攻医の頃まではまだタバコを吸っていましたが、途中で病院の敷地内は全面禁煙となり、締め付けが厳しくなってきました。
当直中は夜中にすきを見て、建物の陰に行ってびくびくしながら吸っていました。
そこで同じく潜んでタバコを吸っている先生と出くわしてニヤッとしたり。
一晩頑張って当直した次の日に帰って吸うたばこのうまいこと。
体にニコチンがはいり、けだるくなりクラクラする。終わった~とリラックスするわけです。
なんかタバコいいぜ~みたいな感じになってきましたが、誤解なきように。
タバコは百害あって一利なしです。
絶対に吸わない方がいい。
なんか体調悪いな~と病院に来られる方がいますが、タバコを吸っているのであれば、まずそこからやめてみてください。
落ちはないけど疲れたので続きはまた今度。