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消化器がん

消化器というのは大きく二つに分けられます。

一つは食事など口から摂取するものを消化、吸収しながら運搬する消化管。口から肛門まで1本の管でつながっています。

もう一つが、その消化管での消化を助ける様々な器官、肝臓・膵臓などの付属器です。

消化器癌というのはこの消化管、付属器のほとんどすべての臓器にできる可能性があります。

 

 

その中でも頻度の多い消化管がんは、胃がん大腸がんです。男女の合計でみると、罹患数は大腸がんが第1位、胃がんは第3位となります。

大腸がんと胃がんの死亡者数はがん疾患の中でそれぞれ第2位第3位(※)を占め、食道・胃・大腸がんを合わせるとがん全体の死亡者数の約1/3を占めます。

 

もともと日本は世界でも有数の胃癌大国で、死亡率も胃がんが断トツの一位でしたが、ピロリ菌の除菌や食事の変化により胃がんは急速に減少しています。

食事の欧米化のため、大腸がんは増加傾向でしたが、食事内容の改善や検診の普及で今後は減少することが予想されます。

 

治療に関してですが、どのように治療方針を決めるかというと、癌の進行度、つまりどれくらい癌が広がっているかで決定します。その進行度というのが、聞いたことがあるかもしれませんが、「癌のステージ」と言われるものです。

 

stageⅠの時は内視鏡で切除、Ⅱの時は手術、という様に癌ごとに詳しく決められています。

 

この治療に関してですが、間違いなく言えることは

早期発見に勝る治療はない、ということです。

 

 

胃癌・大腸がんのステージ別の5年生存率(癌になってから5年後に生きている確率)をみてみますと、やはりstageの進んだ進行した癌は、非常に予後は厳しいものとなります。

 

しかし、早期がんで治療ができた人はほとんどの人が生存できていることがわかります。

 

胃も大腸も早期がんで発見し、治療することができれば完治することが十分期待でます。

 

 

胃も大腸も、初期の癌は症状がありません。

早期に癌が見つかる機会が一番多いのは検診です。

 

40歳を越えたら、気になるなと思ったら一度検査を受けてみて下さい。

 

 

大腸検査はいつ受ける?

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