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子宮卵管造影検査

卵管は卵子と精子が出会う大切な場所(器官)です

腟から入ってきた精子は子宮頸管から子宮内腔に入ります。

そして、卵管口から卵管を通り一番奥の部分(膨大部)で卵子をとりかこみ受精します。受精した卵はもと来た卵管を逆流して子宮の内腔に入り着床します。

つまり卵管とは、精子と卵子が出会うための大切な「通り道」であり「受精する場所」なのです。

 

卵管が完全に閉塞していれば妊娠する可能性はありませんし、狭窄していれば卵子に出会える精子の数は少なく妊娠の可能性は低くなってしまいます。

 

なかなか妊娠しないな、不妊かも?と思ったらまずは卵管がきちんと開通しているかどうか検査してみましょう。

当院の子宮卵管造影検査は水溶性の造影剤(イソビスト)を使用し、透視下でリアルタイムで観察することでなるべく「痛みの少ない」様に努めています。検査に不安がある方は、受診の際に相談してください。

*子宮卵管造影検査ができる施設は限られています。

他院で不妊治療中の方も、子宮卵管造影検査のみ当院で受けていただくことも可能ですので、ご相談ください。

かかりつけの先生からの紹介状をお持ちいただくと、診療情報提供書をお渡しすることができるのでその後の治療がスムースです。

 

子宮卵管造影検査の方法

検査前

一度受診していただいてから、検査の説明や造影剤使用についての問診を行い、検査予約をとります。

淋菌・クラミジア感染症がないことを確認します。

他院通院中の方で、子宮卵管造影検査や子宮鏡検査だけ当院で行うこともできますのでご相談ください。(クラミジアなどの感染症検査の結果があれば持参してください。)

 

検査当日

2階婦人科フロアにある処置コーナー・透視室で行います。

1. リカバリーで検査着(スカートのみ)に着替えていただきます。

2. 検査の準備として腟から子宮の中に細い(2.7mm径)カテーテルを挿入します。

3. 透視台に横になっていただきます。

4. 透視(リアルタイムのX線)下にカテーテルを通して造影剤を少しずつ注入します。

 *その際に痛みを感じる方もいるので、医師が常に声をかけて患者さんの様子を確認しながら注入していきます。

5. 造影剤の広がりを見ることで子宮内腔の形状や卵管に通過障害がないかを判断します。

6. 検査終了後、診察室で検査の結果を写真や動画で説明します。

 

検査後

卵管に何らかの通過障害があると診断された方には、外来手術で卵管鏡下卵管形成術(FT)を提案しています。

当院での実績

 

2023年

5月~12月

2024年

1月~

子宮卵管造影検査

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