子宮体がん検診
子宮体がん検診(自費)
子宮体がんは子宮内膜から発生するがんで、40歳から増加し、50歳代~60歳代に多く診断されています。
費用 9,000円(診察料3,000円+経腟超音波費用込み)
- 子宮頸がん検診と同時に行う場合は、子宮頸がん検診+体がん検診=13,000円で行います。
- 子宮体がん検診を行う場合、子宮の向きや状態を確認してから行うため経腟超音波検査が必要です(経腟超音波の費用を含んでいます)。
必要性
全く無症状の場合は、がん検診(細胞の検査)を受ける必要はありませんが、家族歴があったり不安のある方は検査を検討してください。
子宮体がん検診(子宮内膜細胞診)(保険)
40歳以上の方で不正出血があったり、おりものに血液(赤~茶色)が混じるようなら、子宮内膜細胞診を行います。
症状がある場合は、保険診療で行います。
特に、閉経後に不正出血がある場合は早めに受診して検査を受けることをおすすめします。
また、経腟超音波検査で子宮内膜が厚い場合は、自覚症状がなくても子宮内膜細胞診を行うことがあります。
乳癌術後のタモキシフェン内服中の体がん検診について
タモキシフェン内服前に、すでに良性ポリープがある方は「子宮内膜癌の高リスク」として定期検診を行います。
50歳以上の方、または閉経後乳がん患者さんは、タモキシフェン内服により子宮内膜癌のリスクは若干増加するといわれています。
ですが、通常、定期的な子宮体がん検診が子宮内膜癌の早期発見に有効であるというエビデンスはなく、子宮に対して侵襲的な検査と行うことが多くなるなどの不利益を考慮すると、無症状の方に定期的な子宮体がん検診は推奨されていません。(乳がん診療ガイドライン2022年版)
不正出血がある場合には、早めに受診して検査を受けてください。
