子宮鏡検査
子宮鏡検査とは、腟から子宮の中に細いカメラを挿入して、子宮の中の様子を直接観察する検査のことです。
一般的に、子宮の中にポリープや粘膜下筋腫が疑われる、または子宮内腔になんらかの異常が疑われる場合や、不妊症の方に検査を行います。
おおよそ月経開始5〜9日目頃に外来で検査をします。
当院での子宮鏡検査は「軟性鏡」を使っています。太さが3~4mmと細く、胃カメラのように柔らかく先端を自在に曲げることができるので子宮の中をくまなく観察できます。
子宮の入り口を広げることなく検査ができて、観察だけなら2~3分と短時間で終わります。痛みは少ないので麻酔は必要ありません。
子宮内膜ポリープ
検査をすると、内膜ポリープを発見することがあります。一般的に、不正出血や月経の出血がだらだらと続くという症状がある人もいますが、不妊症で来られている方の多くは症状がありません。
内膜ポリープは、妊娠や流産の原因となる場合があり、ポリープの大きさや場所、数や炎症の所見によって、ポリープ切除を提案することがあります。
また、多くは良性の腫瘍ですが、中には悪性(がん)のこともあります。
ポリープをとって組織検査を行うことで確実に診断できます。
悪性ではないことを確認することで、その後も安心して不妊治療を続けることができると思います。
「不妊治療×保険」への寄稿文より抜粋
ポリープを指摘された方には、ポリープ切除術を提案します。
他院通院中の方も、子宮鏡検査、子宮鏡手術目的の受診も可能です。お電話でご相談ください。
当院での実績(不妊治療以外の子宮鏡検査も含む)
2023年 5月~12月 |
2024年 1月~10月 |
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子宮鏡検査(件)
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