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人工授精

人工授精とは

軽度乏精子症、精子無力症、性交障害、頸管粘液不適合、またはタイミング法を施行してもなかなか妊娠に至らない場合の原因不明不妊症の方に対する治療法です。

経腟エコーや採血を行って卵胞発育が確認できたら、人工授精の日程を決めて、同意書採精容器をお渡しします。

 

精液の提出について

・精液採取前の禁欲期間は 1~3日以内が目安です。

・精液の採取時にはコンドームなどを使用せず、全量を直接容器に入れてください。

・シールにご自身のお名前、ふりがな、診察券番号、採取した日・時間を記入の上容器の側面に貼ってください。

・採精した容器は、常温(約25度)で保管してなるべく3時間以内にお持ちください

・夫(パートナー)の診察券・保険証も必ずお持ちください。 

 

人工授精は事前予約が必要です

<採精容器提出可能な日時>

月・水・金:9:00・12:00・14:30   火・土:9:00

< 人工授精の予約日時 >

月・火・水・金:11:30・12:00 16:30・17:00  火・土:11:30・12:00

・精液をお預かりしましたら精液の調整を行います。この調整には約 2時間程度かかります。

・精液の準備ができましたら、診察にお呼びします。

・いったん外出される場合には、外出前後に必ず受付にお申し出ください。

 

費用について

人工授精:1周期1回 約5,500円 (健康保険3割負担の場合)  ※精子調整費用含む

他に、診察料、検査料、投薬料などが必要になります。

 

人工授精の手順

1.採精容器をお預かりしましたら、精液検査を実施します。

2.次に精液を運動精子選別装置「ミグリス」を用いたMS法によって、運動精子を回収し、培養液と混和して精子調整を行います。

3.0.3~0.5mlに調整した精液を専用のカテーテルで子宮腔に注入します。

4. 必要があれば排卵を促す注射を行います。

 

 

ミグリスについて

運動精子の選別方法としては、密度勾配遠心法など遠心分離を利用する方法が挙げられますが、遠心分離によって精子が大きな重力を受けることから、精子に物理的な損傷を与える懸念があります。
 
一方、遠心操作を加えることなく、運動精子のみを回収することができる方法として、従来からMS法が提案されてきましたが、回収濃度や回収量が少ないなどの問題がありました。こうした課題を解決して簡便で高い回収効率が得られ、かつ精子にやさしい運動精子選別装置「ミグリス」が開発されました。
 
ミグリスによる精子調整では遠心分離を行わないため、従来の遠心分離を用いた方法よりも精子への物理的ダメージが少なく、精子にやさしい精子調整方法となります。精子自体の運動性を利用して回収しているので集まった精子は運動率の高いものが多くなります。
 
当院での人工授精では全例ミグリスでの精液調整を行っています。

 

 

 

 

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