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道後散策

[2024.11.08]

急にグッと寒くなりました。 体調お変わりないでしょうか。

 

今までが暖かすぎたという話もありますが。ほんとにそのうち、秋という季節がなくなってしまうのではなかろうかと心配であります。

 

先日ふとした機会に道後をふらつく機会がありました。

妻と子供たちが用事があり、久しぶりの一人。家でゆっくり映画でも見るか、と思っていましたがまさかの送っていけという指令。

 

 

わたくし車が大嫌いであります。

運転が好きじゃない。車に興味もないし。

学生の頃から周りの男子たちは車の話で盛り上がったりしていましたが、全く興味がわきませんでした。

 

 

根底に車が怖いという思いがあります。

運転して事故するのが怖い。人にけがさせるのが怖い。

 

 

 

皆さん愛媛に住んでいると気が付かないかもしれませんが、愛媛は運転マナーが非常に悪いです。

 

神戸から松山に帰ってきた時、身も心も都会っ子になっていた僕はびっくりしました。

一時停止はしないし、信号に対してすごくルーズ。

 

 

信号が黄色になるとアクセル踏み込むし、なんなら赤信号にかわっているのに突っ込んでくる車が多々あります。

 

 

うちから出てすぐの千舟町通りなどひどいものです。

横断歩道が青に変わって渡ろうとすると、ぎりぎりで渡ろうとした車が突っ込んでくることが本当にたくさんあります。

 

 

そして大概は50メートルほど先の信号が赤なので停まっているという。

何がしたいのかわからない。

なぜ危険をおかしてまで50m先まで行きたかったのか。

 

 

まあどうしても田舎は交通手段が車になってしまうので、道も混むし運転も乱暴になるのでしょう。

 

また話が大きくそれてしまった。

 

 

 

そんなわけで僕は極力 車の運転をしたくないのです。道後とか交通量も多いし行きたくない。

 

ただ送迎するように指令が出た以上、それ以外の選択肢はありません。

妻たちの予定は3時間程度。

自宅と道後を2度往復するより、道後で時間をつぶし1往復で終わらしたい。そう思ったわけであります。

 

 

皆を送った11時からうっかり道後で一人。どうしたものか

 

思えば道後に来たのも久しぶりです。本館の工事が終わってからは初めてじゃなかろうか。

 

商店街の様子もだいぶ変わっています。

 

 

昔は大きなパチンコなどもあったと思いますが、いまはもうオシャンなかわいいお店ばかりです。

 

 

しかしなんとまあ外国人の多いことよ。

 

バスが一台停まって、そこから外国人の集団が降りてきました。一瞬その場は日本人の方が少ない。話し声を聞いてると、日本人ぽい人たちでも、実はアジアからの旅行者、という方もたくさんおられました。

 

うれしいことだ。ようこそ日本へ。松山を選んでくれてありがとう。

 

話しかけたいけどシャイなわたしはうつむいて通り過ぎます。

 

 

 

商店街をふらふらしますが、もちろんすぐにやることなくなります。

そうこうしているうちに本館に到着


工事が終わり、立派な本館がみえてきます。

 

あれ?あたしそういえば本館に入ったの小学校以来ないんじゃない?と気が付きます。

 

ちなみに飛鳥の湯も入ったことない。

 

これは入浴しない手はない。

 

けどめんどくさい。

 

散々迷った挙句、とりあえず本館いっとくか!と勢いではいってみました。

 

 

2階の休憩所を使うプランと、入浴だけのプランがあり、さすがに一人なので入浴だけにします。

 

さすが道後温泉本館。結構昼間の暑い時間なのに人がいます。

 

 

館内は昔のままと思いますが、昔を覚えてないからよくわからない。

遠い記憶では、お湯がすごく熱くて浸かれなかったような気がします。

 

 

 

風呂はちょうどいい温度で気持ちよかった。

湯船の真ん中に大きな石があり、そこに湯の吹き出し口があります。浴槽自体はさほど大きくないので、結構つめてはいります。

 

 

途中で地元っぽい初老のおじいさんがはいってきました。

そのおじいさんは、ヨイショっとなれた感じで入ってきて、そのまま中央の吹き出し口へ行きました。

 

顔を洗うまでは良かったのですが、なんとそのおじいさん、吹き出し口の下にカポッとはまりこみ、お湯を頭から浴び始めました。

湯船に入るお湯が、すべておじいさんの体を通って入ってくる。口もなんかパクパクしてるし。

 

 

別に一緒の湯船に浸かっているからいいじゃん、と思う反面、やはりなんかモヤッとする

 

 

しまいには吹き出し口に足をあげて、ジジイの足を伝ったお湯がすべて湯船の中にはいるという。

 

 

これは普通のことなのか、一般常識としていいのか、と頭がバグります。

 

 

まわりの視線に気が付いたおじいさんが、

「わしはもう何年もこれ続けて来とるんよ。健康のために、ホフホフ」

 

と誰に言うでもなく、大きな独り言をいいだします。

もちろん誰も返事はしませんが。

 

都会っ子にはちょっと刺激がつよかったかな。

 

 

 

温泉をでてもまだ1時間半ほどは時間があります。

 

とりあえず飯でも食うか、と思いはしたものの、これが困った。

 

店はどこも混んでいるし、そもそもわたくしは一人でご飯が食べられない。

店に一人で入れないんです。一人飯ができない。

 

 

こんなおっさんが一人ではいったら気持ち悪いとおもわれないか、周りからどうみえるのだろう。

一人飯をしようとすると、とたんにネガティブな自分がでてきます。

 

 

気が付くとわたし、ローソンでおにぎりを買っていました。

まさか休日昼に道後のコンビニでおにぎりを買うとは。なんかすごく残念な気もしますが、今日は一人だからからあげくんも5個全部食べられるぜ、とすこし嬉しくもあり。

 

とりあえずどこかで食べようと散策を続けます。

 

まさかの続く!

 

 

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